小児皮膚科 pediatric-dermatology

とびひ

とびひとは民間で言われる俗名で、皮膚科の正式病名は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と言います。
細菌による皮膚の感染症です。
ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌と略します)などが原因菌です。

接触によってうつって、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がるから、たとえて“とびひ”と言うのです。
あせも・虫刺され・湿疹などをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染を起してとびひになります。
また、鼻孔の入り口には様々な細菌が常在しているため、幼児・小児で鼻を触るくせがあると、鼻の周囲からとびひが始まったり、その手であせもや虫刺されなどをひっかくことでとびひになってしまいます。

伝染性軟属腫(水いぼ)

伝染性軟属腫(水いぼ)は放置しておいても自然消退しますが、それまでに6ヵ月~5年を要します。
また、軟属腫の摘除は痛みを伴うため、皮膚科医・小児科医の間でも意見が分かれるところですが、経過観察中に本人の他の部位への感染や他者への感染が懸念されます。

中には搔破してアトピー性皮膚炎が悪化したり、二次感染による膿痂疹を生じる例もあることを勘案すると、軟属腫が少数のうちに摘除する方が望ましいといえます。

痛みが伴う治療ですので、初回に診察させていただき診断確定しましたら麻酔のテープをお渡しさせていただきます。次回診察の1時間程度前に貼付していただきご来院ください。 1回に摘除できるのは10個程度です。
自費での治療となりますが外用薬での治療法もございます。ご相談ください。

おむつかぶれ

赤ちゃんの肌トラブルの代表格ともいえる「おむつかぶれ」、医学的には「おむつ皮膚炎」と呼ばれています。
赤ちゃんの肌は薄く、角質層のバリア機能が未熟なため、ちょっとした刺激にも反応しやすくなっています。
うんちやおしっこの刺激でおしりが炎症をおこし、真っ赤に腫れたり、ブツブツができたり、ジュクジュクとただれたりします。

赤く炎症をおこしている部分のまわりに細かい斑点状の赤みがでてきた、薄く皮膚がめくれてきたなどの症状がみられる場合は、真菌や細菌に感染している可能性もあるため、自己判断で治療せず、皮膚科、あるいは小児科を受診しましょう。
※ 2歳未満の乳幼児に関しては、症状の程度にかかわらず皮膚科、あるいは小児科を受診してください。

虫刺され

虫さされの治療は、軽症であれば市販のかゆみ止め外用薬でもよいですが、赤みやかゆみが強い場合はステロイド外用薬が必要です。
症状が強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイドの内服薬が必要になるので、皮膚科専門医の受診をおすすめします。

これらの治療はあくまで現在の皮膚症状を抑えるのが目的であり、原因虫からの回避を実施しなければ新たな虫さされの症状が現れる可能性があります。

アクセス
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日暮里駅前皮膚科

東京都荒川区東日暮里6-45-7 La porte 1F

JR、京成本線、日暮里・舎人ライナー
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03-5604-9715

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